最大搬送水量の低減
必要な冷凍熱量が同じ場合、温度差を大きくとると流量は比例して減少します。冷凍機の消費電力は増加しますが、流量減少によりポンプの消費電力の大幅削減が可能となり、冷凍機とポンプの総消費電力を削減し、省エネを実現します。
原理
冷凍能力が同じ場合、Q = M x Cp x ΔT の式では、ΔTが上がると流量Mは比例し減少します。そのため、システムを循環する流量を減らすことでポンプの揚程や運転コストの削減ができ、結果的に大幅な省エネとCOP向上を計ることができます。
(Q : 熱量, M : 流量, Cp : 比熱, ΔT : 温度差 )
方法論
● 冷水ポンプのインバータ化
● 冷却水ポンプのインバータ化
● 制御システムの導入
標準的な熱源設備における冷水/冷却水の大温度差最適化は上記の方法で行うことができます。熱源設備のシステム負荷を十分満たす流量設定、かつ正確な制御が可能となり、省エネを実現します。