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産業空調・環境技術 用語集

データセンター液冷、高効率冷凍機、IAQなどの重要キーワードを網羅


産業空調と環境対策の最新キーワードを網羅した専門用語集です。
現場や実務で必要な用語の意味を、五十音順で素早く確認できるツールとしてぜひご活用ください。

カテゴリー:業界情報

American Society of Heating, Refrigerating and Air-Conditioning Engineers(米国暖房冷凍空調学会) の略称。

暖房・冷凍・空調分野における世界的な専門家組織で、建築設備工学、エネルギー効率、室内空気質(IAQ)、サステナブル建築に関する研究や基準づくりを行っています。
 

Air-conditioning, Heating & Refrigeration Instituteの略。グローバル産業におけるHVAC&Rおよび換気・給湯装置に関する業界団体。認証プログラム、規格策定などの活動を行う。

IPLV(Integrated Part Load Value)とは、空調機やチラーの「部分負荷効率」を表す指標です。実際の建物運用に近い条件で、どれだけ効率よく冷房を行えるかを評価します。

Chemours™社(旧デュポン社)が開発したオプテオン™XP30で、米国EPA(米国環境保護庁)のSNAP制度 * に登録されているノンフロン冷媒です。GWPは2未満(IPCC5次報告書100年値)と超低であり、ターボ冷凍機の他、断熱発泡剤用途でも普及が見込まれています。

IPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change:気候変動に関する政府間パネル)とは、国連(UN)と世界気象機関(WMO)が設立した、気候変動に関する科学的評価を行う国際的な組織です。

地震や事故などのトラブルに「耐え、適応し、回復する」ことで、サービスを継続し迅速に復旧する社会基盤の能力です。あらかじめ脆弱性を最小化する設計・構築を行うことで、設備を長持ちさせ、地域社会の安全と事業継続性を守る取り組みです。

一次エネルギー換算とは、電気・ガス・温水・蒸気など「最終的に建物で使うエネルギー」を、元の資源(石油・石炭・天然ガスなど)に換算して評価する方法のことです。

Heating(暖房)、Ventilation(換気)、Air Conditioning(空調)の略です。これは、商業施設や工業施設などさまざまな空間で、温度、湿度、室内空気質(IAQ)を調整するための基本的なシステムを含みます。

冷凍サイクルを使って屋内の熱と湿気を取り除き、その熱を別の場所(通常は屋外)へ移すことで冷房を行う機械システムです。

商業施設においては、「エアコン」という言葉は、

  • パッケージ型ルーフトップユニット
  • スプリットシステム
  • チラー

など、建物全体やフロア、ゾーン単位で冷房を提供するさまざまな機器を指す場合があります。

エアハンドリングユニット(AHU:Air Handling Unit)は、空調システムの中で「空気を動かし、調整する」役割を担う装置です。

本体は大型の金属製ボックスで構成されており、空気を取り入れ、ろ過し、加熱・冷却し、建物全体へ送るための各種コンポーネントが組み込まれています。家庭用の暖房機やパッケージエアコンとは異なり、AHU 自体が冷暖房をつくり出すわけではありません。

チラーやボイラーなどの外部機器と連携しながら、空気を処理し供給する「空調システムの心臓部」にあたる存在です。

エネルギー貯蔵とは、発生したエネルギーを蓄え、必要なときに取り出して使う仕組みです。バッテリーのほか、熱や圧力などさまざまな形で蓄える方法があります。

液冷とは、空気よりも熱輸送能力が高い「液体」を冷却媒体として用いる方式です。AI(人工知能)や機械学習に使用される高出力なGPUサーバーは、従来の「空冷(Air Cooling)」では対応しきれないほどの熱を発するため、チップを直接冷却する「液冷」の導入が急速に進んでいます。

主に、チップ上に冷却板を設置する「ダイレクト・チップ冷却(DLC)」や、サーバーを絶縁性の液体に浸す「液浸冷却」などの方式があります。空冷に比べてファン電力を大幅に削減できるため、PUEの改善にも大きく寄与します。

A2L 冷媒とは、国際規格(ASHRAE 34)で定められた冷媒の安全性区分のひとつで、「低毒性(A)・微燃性(2L)」に分類される冷媒を指します。

建物内の空調・照明・熱源などのエネルギー使用を計測・分析し、最適に制御する仕組み。運用データに基づき省エネ性と快適性を同時に高める管理技術。

温室効果ガス(GHG:Greenhouse gas)は、大気中に熱を閉じ込めて地球を温めるガスの総称です。人間の活動で濃度が増え、気候変動を加速させています。一部のガスは大気中に長期間残るため、国や企業の長期的な気候対策で重要な対象とされています。

Ozone Depletion Potentialの略。CFC冷媒のR-11を1.0として、大気中に放出された物質がオゾン層に与える破壊効果を相対値として表したもの。

Occupational Exposure Limitの略。労働者が1日8時間、週40時間の勤務中に継続的に一生涯冷媒に曝露されても、「ほぼ全ての労働者の健康上に悪影響がみられない」と判断される一定数値以下の平均曝露濃度。