ターボ冷凍機をフリークーリング用の熱交換器として利用

冷媒が温度の低い部分に集まる特性を利用し、冷却塔の運転のみで蒸発・凝縮サイクルを実現し、定格能力の約40%の冷凍能力を得ることができます。冬季の冷却水温度が低い条件下でターボ冷凍機の圧縮機を運転することなく、冷凍機を一種の水/冷媒の熱交換器として利用します。
フリークーリング用として、配管系統にプレート式熱交換器、バルブ、ポンプ等を設ける必要は全くありません。
システムの違い
通常のフリークーリング vs. フリークーリング対応ターボ冷凍機

フリークーリングで運転中の原理

フリークーリングの原理
冷却塔で冷やされた冷却水によりコンデンサ内の冷媒が冷却され、その冷媒は重力によりエバポレータに入り、エバポレータ内部で冷水を冷やします。エバポレータ内の冷媒は冷水の熱を奪うことで蒸発し、圧力の低いコンデンサへ自然に戻っていきます。
自然エネルギーの利用
フリークーリング対応ターボ冷凍機は、冷媒が最も温度の低い部分に集まるという特性を利用しています。冷凍機の圧縮機を運転することなく、冷却塔の運転のみで蒸発・凝縮サイクルを実現し、定格能力の約40%の冷凍能力を得ることができます。
フリークーリングの条件
冬季の冷却水温度が供給冷水温度より低い温度(一般的に3~10℃)の時に利用できます。
※この時の能力は、公称能力の45%が上限で冷水温度は冷却水温度による成り行きとなります。
フリークーリング運転時の特性例

カタログ
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