スポーツスタジアムの老朽化ボイラーを刷新、トレインのレンタルヒートポンプによる排熱回収システム

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420kWの冷房と同時に670kWの排熱回収温水を創出し、化石燃料依存度の大幅な低減へ。

スタジアムや大規模な複合商業施設において、空調(冷暖房)と給湯に要するエネルギーコストの削減、および脱炭素化(CO2排出量削減)への対応は極めて重要な経営課題です。

ポルトガルの名門スポーツスタジアムにおいて、老朽化したボイラー設備をリプレイスし、排熱回収を最大限に活用した高効率な冷暖房・給湯システムとして、トレインのレンタルヒートポンプシステムが導入されました。

課題:老朽化したボイラーの故障と、複合的な熱需要への対応

このスタジアムは、大型の商業ビル(店舗、レストラン、映画館、フィットネスジム、スパ、オフィス、データセンターなど)の中心に位置しており、施設全体で快適な冷暖房が不可欠でした。

さらに、ジムのプール温水や、最大80℃に達する高温の給湯要件、データセンターの冷却など、多種多様な熱需要を同時に満たす必要がありました。しかし、既存の4台のボイラー(総容量1,500kW)は老朽化が進んで故障が頻発しており、信頼性が高く、化石燃料への依存度を低減できるサステナブルな新システムへの刷新が急務となっていました。

解決策:排熱を無駄なく有効活用する同時冷暖房システム

現地のトレインレンタルサービスチームは、独自の施設熱源分析ツール「Trane Chiller Plant Analyser(TCPA)」を用いて綿密な現地調査を実施しました。
その結果、既存の加熱・冷却回回路に対して、最小限の接続で設置でき、最適な容量をカバーするソリューションを導き出しました。

  • 導入設備:
    • Trane City「RTSF 100」水冷ヒートポンプユニット:2台
    • 次世代低GWP(地球温暖化係数)冷媒「R1234ze」を採用

このシステム最大の特長は、冷水と温水を同時に創出できる点にあります。施設全体の冷房やデータセンターの冷却で生じる排熱を高度に回収し、給湯やプール加熱のための温水エネルギーとしてそのまま再利用する革新的な排熱回収システムを構築しました。

結果:エネルギー効率の劇的な向上と最大80℃の高温給湯

トレインの迅速なレンタル展開と確実なエンジニアリングにより、スタジアムの運用特性に完全に適合した熱源インフラが短期間で確立されました。

  • 420kWの冷房と670kWの温水を同時供給: 冷房時に発生する排熱を回収して温水を創出することで、追加のエネルギー消費を抑え、システム全体のエネルギー効率を最大化。
  • 過酷な環境でも最大80℃の給湯を実現: 広い運転範囲(動作マップ)を持つRTSF 100により、施設の厳しい高温給湯ニーズを安定して維持。
  • サステナビリティの推進: 排熱回収の最大化により化石燃料(ボイラー)への依存度を大幅に削減し、環境負荷の低いクリーンな施設運営に貢献。

空調の冷却プロセスから生じる排熱を余すことなく暖房・給湯へシフトするトレインのヒートポンプソリューションは、コスト削減と環境対策を両立させる先進的な選択肢です。

※本記事で紹介した海外の製品仕様や一部サービスは、日本国内においては取り扱いが異なる場合がございます。トレイン・ジャパンでは、国内の法基準や各施設の敷地条件・運用要件に合わせた高効率な空調・換気システム、既存設備の省エネ改修(レトロフィット)をご提案しております。詳細はお気軽にお問い合わせください。

 

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