モントリオール発 -- 2023年9月13日 – AI活用による都市環境の自律的脱炭素化のパイオニアであるBrainBox AIは、グローバルな気候イノベーターであるトレイン(Trane Technologies、NYSE: TT)との戦略的協業を発表しました。
この協業により、トレインのクラウドベースのTracer SC+ビルオートメーションシステムとBrainBox AIの自律的脱炭素化AI技術を組み合わせた独自のソリューションが実現され、トレインの顧客が温室効果ガス(GHG)排出をさらに削減し、運用コストの節約を実現できるようになります。
暖房、換気、空調(HVAC)システムは建物のエネルギー消費の40%を占め、そのうち30%が無駄になっています。BrainBox AIとトレインの共同努力により、北米全域の複数拠点を持つ小売業者の既存のHVACシステムに焦点を当てた、比類のない脱炭素化とエネルギー効率技術が市場に提供されます。
BrainBox AIを使用することで、トレインの顧客はクラウドベースの最適化ソリューションの恩恵を受け、自律的にリアルタイムの制御コマンドをHVACシステムに送信できます。これらのコマンドは、天気予報、制御スケジュール、占有パターンを考慮し、各ゾーンの気温変化をAIが高度に予測することで、必要なときにのみHVAC機器が稼働し、居住者の快適性を確保します。
「トレインは、BrainBox AIとの協業により、顧客が脱炭素化目標を加速し、持続可能な未来に貢献できる新しいソリューションを提供できることを誇りに思います」と、トレインテクノロジーズの製品管理部門副社長であるデイブ・モリンは述べています。「トレインとBrainBox AIは、革新を通じて持続可能なソリューションを推進することに深くコミットしています。トレインの高度なビル制御とHVACシステムをBrainBox AIの自律的脱炭素化技術と組み合わせることで、顧客は炭素排出量を大幅に削減し、ビジネス目標を達成しながら、持続可能な地球環境に貢献できます。」
「都市環境を改善するという私たちの使命は、トレインの持続可能性への深い関心と業界を革新的で気候に優しい建物ソリューションに向けて推進する大胆な行動と一致しています。私たちの関係は、最適化とGHG削減を提供する補完的な技術の基盤の上に成り立っています」と、BrainBox AIの最高商業責任者であるフランク・サリバンは述べています。「HVACシステムは商業ビルの総エネルギー使用量の大部分を占めています。トレインと共に、世界中の建物にエネルギー効率を向上させるための適切なツールを提供することができます。」