タイの大手データセンターにおける信頼性の高い冷却システム導入
この大手データセンタープロバイダーは、TIA-942およびUptime Institute Tier IIIの認証を取得し、設計および信頼性に関する国際基準を満たしました。
課題
タイの主要なデータセンタープロバイダーは、革新的で高い信頼性を持つ冷却システムを自社拠点のひとつに導入する必要がありました。
増加する熱負荷に対応しつつ、エネルギー消費を抑え、コストを削減し、グリーンビルディング基準にも適合しながら、データセンターの稼働を継続的に維持できる冷却システムが求められていました。
ソリューション
戦略的な設計とイノベーティブなコミッショニング、高精度センサーの先進技術を活用し、システムの信頼性を確保しながら効率性を向上。
- 直結低速駆動および可変速駆動の高効率チラーを採用。
- トレインTracer TUソフトウェアによるCPMS(チラープラント管理システム)でリアルタイム監視が可能。
- 実際の状況や負荷に応じて自動調整する制御システムを導入。
また、FAT(出荷前受入試験)、SAT(現地受入試験)、IST(統合システムテスト)を実施し、データセンターの要求基準を満たしています。
結果
このデータセンターは、TIA-942およびUptime Institute Tier III認証を取得しました。さらに、米国グリーンビルディング協会(USGBC)からLEED Gold version 4の認証を受けており、設計と信頼性の両面で国際基準を満たしていることが証明されています。
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