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ASHRAE® ガイドライン36準拠で トレインがCEC認証を取得 ─ HVACメーカーとして業界初の快挙

January 07, 2026

トレインはASHRAE(アシュレイ)ガイドライン36への適合で業界をリードしており、2026年1月7日にカリフォルニアエネルギー委員会(CEC)認証を取得しました。

 

トレインは、新しいカリフォルニア州エネルギーコード(Title 24)の要件に適合した ASHRAE® ガイドライン36プログラミングで認証を受けた、業界初の HVAC メーカーとして先導的な役割を果たしています。
CEC 認証*は、エネルギー消費の削減、システム信頼性の向上、ダウンタイムの最小化に貢献する高性能なガイドライン36制御シーケンスを提供するというトレインの取り組みを示すものです。

カリフォルニア州では、2025 年版エネルギーコード(Title 24、Part 6、Section 140.4.r**)により、非住宅向け HVAC 制御システムに 2021 年版ガイドライン36に基づくプログラミングの使用が義務付けられました。このプログラミングは CEC からの認証も必要です。

新しいエネルギーコードは 2026 年 1 月 1 日に施行され、トレインは CEC 認証を取得した最初のメーカーとなりました。

 

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ASHRAE® Guideline 36 とは?

Guideline 36 は、HVAC システムの標準的な運転シーケンス(制御ロジック)を定めるために策定されました。

目的:

  • エネルギーの節約
  • 設計・プログラミングにかかる工数の削減
  • トラブルの早期検知によるシステムダウンタイムの短縮

日本でも ASHRAE 標準は外資系プロジェクトや高性能ビルで参照されることが多く、省エネ型制御シーケンスの改善に関心が高まっています。

 

Guideline 36 の主な特徴

● Trim and Respond(トリム&レスポンド)
AHU の吹出温度、ダクト静圧、一次側の冷水供給温度など、さまざまなセットポイントを動的に最適化する制御方式です。
運転状況に応じて自動で“最適な値”に調整され、省エネに貢献します。

● アラーム抑制(Alarm Suppression)
例えば AHU(ソース)と VAV(負荷)の両方で異常が発生した場合、多くの場合は AHU の異常が原因となります。
このため、VAV 側のアラームを記録・通知から抑制し、無駄なアラームを削減します。
→ 設備管理者のアラーム疲れ(Alarm Fatigue)を防ぎ、重要なアラームに集中できます。

● AFDD(Automatic Fault Detection and Diagnostics:自動故障検知・診断)
AHU の動作を常に監視し、リアルタイムデータと期待値を比較して、問題を迅速に特定します。
→ 予防保全に役立ち、保守性が大幅に改善。

● 換気量セットポイントの動的計算
建物全体および個別ゾーンごとに、適切な外気量を動的に算出します。
→ 過剰換気の削減と室内空気質(IAQ)の両立が可能。

 

*CEC認証:
・CEC 認証は北米でも最も厳しい省エネ基準のひとつで、空調制御の品質評価として高い信頼を持ちます。
・特に省エネ規制が強化される日本市場においても、国際的認証の取得は製品の信頼性を裏付ける材料になります。

 

**Title 24、Part 6、140.4.r の認証要件に関する追加情報については、CEC のウェブサイトをご覧ください:
Guideline 36 Programming Library
 

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著者について
サム・ゴーマン

システムアプリケーションエンジニア

サムは 2024 年からトレインに在籍しています。アプリケーションエンジニアとしての主な役割は、新しいシステムやハードウェア、顧客向けの HVAC コントロールの開発と適用を支援することです。彼の専門分野には、VAV システム、電化暖房、蓄熱、そして ASHRAE® ガイドライン36が含まれます。
サムは、Title 24 認証を取得した最初の HVAC コントロールメーカーとして、トレインの提出プロセスを主導し、Guideline 36 Test Working Group のメンバーとしても貢献しています。

専門レビュー:アプリケーションエンジニア ジョン・マーフィー 


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