アイルランド・ソーズ発 --(ビジネスワイヤ)-- HVAC設備と輸送用冷凍機のグローバル・クライメート・イノベーターであるトレイン・テクノロジーズ(ニューヨーク証券取引所上場 NYSE:TT)は、2021年の国連気候変動締約国会議(COP26)で、排出量ゼロへの取り組みを再確認しました。
国連気候変動枠組条約(UNFCCC)の「Race to Zeroキャンペーン」と、科学に基づく目標イニシアチブ(SBTi)の「Business Ambition for 1.5℃」の一環として、トレイン・テクノロジーズは、地球温暖化を1.5°Cに制限する世界的な取り組みに沿って、2050年のネット・ゼロ目標を約束しました。当社はすでに、2030年までに製品の排出量を50%近く削減し、2030年までにお客さまの炭素排出量を1ギガトン削減し、同じ年までにカーボンニュートラルな運用を実現するという積極的な科学に基づく目標を設定しています。
UNFCCCの「Race to Zeroキャンペーン」は、COP26期間中の会議に高い関連性を持ち、トレイン・テクノロジーズのCEOであるデーブ・レグネリーは、企業や政府に対して、現在存在する持続可能な技術を採用しつつ、将来に向けた革新を行うことで、建物、住宅、冷凍輸送の脱炭素化に向けた進歩を加速させることを呼びかけます。世界の温室効果ガス排出量の15%が建物の冷暖房に関連しており、さらに10%近くが食品ロスによるものであることを考えると、これはネット・ゼロ・エミッションを達成する上で非常に重要な要素です。
デーブ・レグネリーは、「エネルギー効率を大幅に向上させ、建物や交通機関からの二酸化炭素排出量を削減する技術は、今既に存在しています。地球規模の気温上昇を防ぐために、システムレベルのアプローチを引き続き検討し、既存のテクノロジーの採用と規模を拡大し、グローバルなネット・ゼロの未来に向けて革新を続ける必要があります。」
「ネット・ゼロ排出量に到達するという私たちのコミットメントは、産業界で可能なことに挑戦すれば、私たちは世界を変えることができるという当社の信念を更に強固にします。」
レグネリーは、スコットランドのグラスゴーで開催された気候に関連した議論の一環として、COP26で開催される2つのイベント「世界気候サミット」と「持続可能なイノベーションフォーラム」で講演しました。
トレイン・テクノロジーズの呼びかけ
- 既存の建物をアップグレードと、ヒートポンプの普及を加速すること、及び建物を電力網と統合することにより、エネルギー効率の高い技術と革新の拡張とスケールアップ。
- 業界の主要なステークホルダーと政府によって策定された、システムおよび建物の効率と性能をサポートする政策と規制。
- イノベーションを加速し、システムの脱炭素化に対する主要な課題を解決するパートナーシップを構築するための、業界および民間セクター間のコラボレーション。
地球の健康ための変化の推進
トレイン・テクノロジーズは、Science Based Targets Initiatives(SBTi)によって検証された科学に基づく排出削減目標を設定した最初のHVAC関連企業でした。同社は、2018年にSBTi検証済みの目標を1セット達成し、最新の科学に沿って2030年に向けて2番目の積極的な目標を設定した世界で50社の1つです。
10月28日、デーブ・レグネリーは、世界経済フォーラムのCEO気候リーダー同盟のすべてのメンバーである大規模な多国籍企業の100人近くのCEOに加わり、COP26での決定的な気候ステップへの支援を示す世界リーダーへの公開書簡を送りました。同盟のメンバーは800万人以上を雇用し、世界で最大規模のいくつか企業の代表も含まれています。 すべてのメンバーは、バリューチェーン全体でパリ協定に沿った目標を設定することを約束しているか、すでに設定しています。
トレイン・テクノロジーズについて
トレイン・テクノロジーズは、グローバル・クライメート・イノベーター(世界的気候改革者)です。当社の戦略的ブランドであるトレイン(Trane®)とサーモキング(Thermo King®)、そして環境に配慮した製品とサービスなど豊富な製品群を通じて、効率的で持続可能な気候ソリューションを建物、家庭、交通機関に提供しています。
トレイン・テクノロジーズ、そしてその主要ブランドであるトレインとサーモキングは、2030年サステナビリティ・コミットメントにより、世界最大のサステナビリティ課題の解決を目指し、業界と世界の変化を促しています。
これらのコミットメントには、顧客の温室効果ガス排出量を1ギガトン(世界の年間排出量の2%)削減し、カーボンニュートラルなオペレーションを実現するという誓約が含まれています。また、「Opportunity for All(すべての人に機会を)」という公約では、リーダーシップにおけるジェンダーパリティの達成、地域社会を反映した従業員の多様性、平等な教育と環境保全や科学、技術、工学、数学(STEM)分野でのキャリアへの道を支援する地域社会での取り組みを約束しています。
建物と冷凍輸送の脱炭素化に向けたトレイン・テクノロジーズの取り組みは、エネルギー効率、電動化、データ/制御、低GWP冷媒など、製品やシステムレベルでの大きな革新をもたらしました。私たちはこれらの技術を世界中で導入しており、建物や輸送における排出量を削減しようとしている国々がさらなる意欲を示すことを期待しています。
CEO気候リーダーズ同盟(Alliance of CEO Climate Leaders)について
CEO気候リーダーズ同盟は、ネット・ゼロ・エコノミーへの移行を実現するために、あらゆる分野で行動を起こし、政策立案者を巻き込んでいく最高経営責任者(CEO)のグローバルコミュニティです。本同盟は、野心的な目標を設定し、自らの排出量を削減し、他の企業にも同様の行動を促すことで、野心的なパリ協定と企業の大胆な気候変動対策を支援するために、2014年に設立されました。
出典:ビジネスワイヤ掲載記事(英文)