グローバルデータセンタープロバイダー、インドでの設計課題に挑む
著名なグローバルデータセンター運営企業は、設備の運用能力を最大化するとともに、エネルギー消費の最適化や設置面積の縮小を実現し、設備投資(CAPEX)の削減にも成功しました。
課題
著名なグローバルデータセンター運営企業は、インド国内の複数拠点を展開し、ムンバイとチェンナイでの拡張を計画していました。顧客は、電力消費の削減や迅速な再起動、限られた設置スペースといった課題を解決するために、データセンターの設計に取り組んでいました。変圧器や分散型発電の容量選定、ESG目標への対応、さらに設置可能な長さの制限なども課題となっていました。
ソリューション
トレインは顧客のエンジニアリングチームに働きかけ、プロジェクト要件に適合したカスタマイズソリューションを提案しました。主な内容は以下の通りです:
- RTAG XSE空冷式スクリューチラー24台採用
- 省エネルギー・高効率運転・省スペース設計
- 熱蓄熱容量やDG・変圧器サイズの最適化、最大能力を実現するためのPUE算定・配置計画
結果
- PUE1.4運用による省エネ効果
- 屋上スペースを最小限にしつつ最大能力を発揮
- 高速再起動機能で熱蓄熱容量をコンパクト化
- DG・変圧器容量の最適化でCAPEX削減
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