製薬会社 研究所の空調機(AHU)更新

生化学工業株式会社 様

糖質科学にフォーカスし、独創的で高品質な医薬品を創薬、国内外の医療に大きく貢献している製薬会社。千代田区丸の内に本社を置き、中央研究所・CMC研究所(東大和市)と2ヵ所の製造工場(久里浜工場・高萩工場)があります。

 

導入背景

当初、東京都東大和市にある中央研究所・CMC研究所 第一研究棟の熱源(レシプロ型冷凍機)の更新と省エネの具体的ソリューションをお探しとのご相談をいただいていましたが、打ち合わせでご要望をヒアリングしていくうちに、経年使用していた空調機 (AHU) の更新計画があることを伺いました。そこでトレインの空調機更新 (空調機+据付工事) をご提案した結果、ご採用いただくこととなりました。

トレイン空調機(AHU)の導入決定の決め手

(1) 契約書上に省エネの実現を明記

既設空調機よりもワンサイズ小さいkWモーターの空調機を導入し電力消費量等を削減しつつ、必要な風量を実現することを仕様数値表で具体的にお約束しました。また、完了試験時にお客様立会いのもと、電流値及び風量を測定し、契約値が守られていることを報告いたしました。

(2) トレイン製機器だけでなく、周辺機器(チャートレス記録計等)も機種選定及び設置・納入の対応が柔軟であること

(3) 設計+機器+工事のコストパフォーマンスに優れていること

(4) 営業担当者の誠実な対応

 

導入効果

空調機モーター11kWから7.5kWへ変更、およびインバーター化により大幅な省エネを実現しました。

  • 更新前の電流値 30~45A(約38A:actual)スターデルタ起動
  • 更新後の電流値 16~20A(インバータ付空調機へ更新)

 

 

 

 

工事風景の談話

トレイン・ジャパン(株)システムソリューション部 据付工事担当

Q. 工事当日の様子は?

機械室のある研究所ビル5階の非常用進入口の観音開きガラス扉(H 3,000 mm x W 2,200 mm)から分割搬入をしました。まずは障害物となる手すりなどを一時取り外した後、空調機をクレーンで5階まで吊り上げ、建物内に引き込みました。実は既設機よりトレインの空調機の方が大きく、元々のコンクリート基盤では長さが1,500 mm程度足りないという問題がありました。工事前から最善の解決策を模索した結果、最終的に溝型鋼材を取り付け基盤を固定し、問題なく空調機を据え付けることができました。その後、配管工事、ダクト工事、電気工事、部屋の排気ファンと給気との連動、排気・給気の風量調整などを行い、無事工事を完了しました。

Q. 工事にあたり特に気を付けた点は?

前述の通り搬入口が狭かったため、お客様の他の設備を破損しないよう、搬入方法を綿密に検討しました。そのために採寸等の現場調査を複数回行い、お客様へ工程を説明するなど、慎重に準備を進めました。また、既設の状態を確認するため、ダクトに穴をあけて風量計を差し込み風量と圧力を測定。正確な数値を出すためダクトの穴に入ってゴミを取ったりもしました(笑)。

Q. 心掛けていることやお客様に喜ばれることは?

常にお客様の立場に立って、進捗管理をしながらスケジュール通りに進めることを心掛けています。その過程の中で、お客様とコミュニケーションを取り、仲良くさせて頂くこともあります。やはり信頼関係ですね。

お客様の声

Q. トレインの空調機を導入された理由は?

ワンストップメーカーで直接工事ができること。ここからコストパフォーマンスを期待しました。工事会社が主体で他の空調機メーカーとの付き合いはあまりありません。また、導入効果が具体的であったことも好感を持ちました。エアハン風量など事前に測定し、数値表で契約書に添付していましたので、導入前から明確に効果を知ることができ、会社として安心感がありました。

Q. トレインに対する印象をお教えください。

省エネの提案は資料もわかりやすく大変すばらしい。工事会社からの同様の説明はあまりきいたことがないので、大変分かり易く満足しています。